こんにちは、ハンドメイド暮らしを楽しむ『ドゥドゥピトゥ』です。
DouDou Pitouのバックチャームを長年愛用してくれているお友達から、お直しの依頼を受けました。
かなり前の商品で、お直しはもちろんですが、強度的に気になるところや仕様など変更箇所が見つかりましたので、お預かりすることになりました。
今回はそのメンテナンスの様子をご紹介します。
ハンドメイド作品|リボンのバックチャームのメンテナンス
先日、お友達からお預かりしたDouDou Pitouのバックチャーム、もう何年も愛用して頂いてます。
本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。
長い間使用している間に、コットンパールが取れてどこかにいってしまったとのことでした。
そのバックチャームを見せてもらうことに…。
確かに1つなくなっていました。
彼女はそれだけなおしてもらえれば…という気持ちで私に見せてくれました。
でも、気になるところがいくつか見つかったため、「預からせてほしい」と話したところ、「これがないと困る…」というのです(笑)
そのバックチャームは、いつもキーチェーンとして利用していて、とても気に入っている様子でした。
こんなふうに大切にしていつも持ち歩いてくれている、と思うととても嬉しくなります。
ただ、彼女のリボンのチャームは現在のデザインと少し仕様も異なります。
色々な部分が強度的にどうかな⁈と心配になったので、お預かりさせてもらい、メンテナンスすることになりました。
お預かりしたリボンのバックチャーム
↑こちらがお預かりしたリボンのキーホルダーです。
何年も使用しているのにリボン部分のリバティの布は汚れもなく、ハリ感などきれいな状態です。
実はこれにはちょっとした工夫もあるのですよ。
そして、以前はこんな感じで、チュールやリボンをつけていました。
この感じもかわいいですね。
今後はチュールなども検討したいと思います。
彼女はこのチュールのついた感じが好きなようなので、この雰囲気を残しつつメンテナンスしていきます。
気になる強度
↑以前はこのチェーンとリボンの取り付け部分が糸になっておりました。
現在は、Tピンで取り付けているので安心です。
↑この部分の金具をはずしていきます。
↑金具やリボンを分解します。
↑リバティの布の部分を丁寧にアルコールで拭きました。
↑完全に乾くまで置いておきます。
チェーンの交換
布が乾くまでの間、もともと付いていたチェーンがキーチェーンのため、上のようなバックチャーム用のチェーンに交換します。
リボンから下がるくさりの長さも少し短かったので、長くしました。
コットンパールに使われていたTピンは、以前のものは少し細めだったため、太いTピンに変更します。
こうすることで、強度的にも良くなりました。
そして、そのコットンパールに小ぶりのグレー色のガラスのビジューをつけます。
このグレーのビジューは一見パールにも見えますが、実は有名なクリスタルガラスの会社のものです。
そして、乳白色のエメラルド色のビジューも同じ会社のクリスタルです。
フランスで購入の白のビンテージボタンには、オートクチュール用のスパンコールを使用してTピンで取り付けました。
↑リボンの色や全体のバランスを考えて、組み立てていきます。
リボンやチュールをそれぞれリボンの形にしていきます。
↑このような感じに仕上がりました。
↑防水スプレーもしっかりとして、乾かしました。
これをすることで、汚れにくく、また汚れた時も落ちやすくなります。
↑金具をつける部分も、糸ではなく、Tピンでしっかりと取り付けました。
↑本体のリボン部分は最初のままですが、全体的にボリュームもでてふっくらしました。
いかがでしたでしょうか⁈
何年も使用してもメンテナンスすることで新品同様に生まれ変わりました。
使用していて何かお困りのことなどございましたら、ぜひご相談くださいませ。
最後までご覧いただきありがとうございました♡
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