こんにちは、ハンドメイド暮らしを楽しむ『ドゥドゥピトゥ』です。
少し前に、東京都現代美術館で開催されているCHRISTIAN DIOR(クリスチャン・ディオール)の展示会に行ってきました。
素敵な写真を皆様にお見せしたいと思います。
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」ではオートクチュールならではの唯一無二のドレスやバッグなどの装飾品が展示され、とても豪華なものでした。
明日(2023.5.28)で最終日となりますが、残念ながら行かれない方も楽しんでいただけたら嬉しいです。
ディオール|写真でみる夢のクチュリエ展
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展は東京都現代美術館にて2022.12.11(水)〜2023.5.28(日)まで行われています。
美術館へ絵画を観に行くことはありますが、このような衣装やドレスなどの展示会を観に行くのは初めてです。
まるで美術館の中がファッションショーのような、豪華で見ごたえのある展示となっていました。
それぞれの衣装には丁寧に説明もされていましたが、一つずつ理解しながら観るには時間が足りないほどです。
ただただ、オートクチュールのすごさに圧倒されながら観て余韻に浸っております。
CHRISTIAN DIOR(クリスチャン・ディオール)
CHRISTIAN DIORは、クリスチャン・ディオール自身が
フランスの実業家マルセルブサックの後援をもとに1946年にパリ8区に立ち上げたブランドです。
1947年に最初のコレクションを発表してから本人が亡くなる1957年まで、11年という活動期間でした。
DIORが亡くなった後、DIORのもとで経験を積んでいた若きイヴ・サン=ローランが、主任デザイナーとして後継者となりました。
その後、時代と共に、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリなど、歴代のデザイナーに変わりながら、パリオートクチュール界のトップブランドとして今日に至ります。
東京現代美術館への行き方
東京都現代美術館は駅からも遠く、少し不便なところにあります。
最寄りの駅の一つでもあります清澄白河駅は、古き良き昭和な感じと現代のおしゃれなカフェなどあります。
美術館へ行きながら町を楽しむのも良いと思いました。
東京都現代美術館へは、いくつかの行き方がありますが、私はJR東海道線の新橋駅より美術館へ向かいました。
「GINZA SIX↔︎東京都現代美術館」も小さめの臨時バスも出ておりましたが、こちらは1時間に数本と少ないうえに、乗れる人数も限られています。
当日、予約も必要なので、使われる方は早めに予約するのがおすすめです。
新橋駅から東京都現代美術館
JR新橋駅(JR東京駅より東海道線で2分)
↓徒歩3分〜5分(地下を歩きます)
都営大江戸線汐留駅
↓電車(5駅:11分)
清澄白河駅(A3番出口)
↓徒歩13分
東京都現代美術館
- JR新橋駅ホームより都営地下鉄大江戸線の乗り場方面へ進み、改札を出ます。
- 都営地下鉄大江戸線、汐留駅の行き方はホームより案内の看板も出ていますので、その方向へ歩いて行きます。
- 改札を出た後も、都営地下鉄大江戸線、汐留駅方面へ徒歩で向かいます。(地下を歩くので雨でも大丈夫!)
- 日本テレビ、ビルの横辺りから都営地下鉄大江戸線(汐留駅)が出ています。
- 都営地下鉄大江戸線、汐留駅より乗車。清澄白河駅下車。(5駅:11分)
- 清澄白河駅のA3番出口を出る。(東京都現代美術館まで徒歩13分。)
- 清澄白河駅のA3番を出たら左に進み、2つ目の角を左折します。
- 左折したら、商店街をまっすぐ進み大きなバス通りまで10分くらい歩きます。
- 大きなバス通りに出たら横断歩道を渡り右折します。
- 3分ぐらい歩くと東京都現代美術館が見えてきます。
2022年12月21日(木)より始まった展示会は2023年5月28日に東京都近代美術館での展示が終了となります。
展示会の写真
入口入ってすぐのところに展示されていたドレスはこちらです。↓
クリスチャン・ディオールが考案した女性らしい美しいシルエットは、ファッション界に革命をもたらしました。
まさに、ここがDIORの原点なのですね。
葛飾北斎の富嶽の波をイメージしたドレスは、
ジョン・ガリアーノの作品です。↓
桜を愛でる花見の伝統のように
日本人の心に深く根ざす自然への畏敬の念も…
クリスチャンディオール展より
↓淡い桜色のドレスのグラデーションが素敵でした。
↑こちらは、現在のクリエイティブディレクター、マリア・グラツィア・キウイの作品です。
↑日本人写真家の高木由利子さんとのDiorのコラボも素敵でした。
モノトーンにちかい色合いで動きのある写真です。
控えめなのに、とても心に残ります。
今回の「夢のクチュリエ」の展示会でのパンフレットは高木由利子さんの写真が使用されておりました。
とても繊細な表現の写真で、DIORを琴線に触れるアーティストとして表現しているように感じました。
↑今回のギャラリーの中で一番の見せどころではないでしょうか。
展示空間を担当したのは建築家の重松象平さんです。
こういう魅せかたもあるのかととても感心しました。
空間を贅沢に使い、宇宙に広がる星のように輝き、
一点一点が個性豊かな唯一無二のドレスです。
観る人を驚かす仕掛けもすごいです。
白一色の間。ここはディオールのアトリエと呼ばれる展示です。
展示会では、ここまでたくさんの豪華なドレスを流れるように観てきました。
ここで、目を一度リセットするにも白は良いですね。
同じ色にすることで、改めてデザインに注目することができます。
はじめは同じ平な布ですが、裁断したり、ギャザーを寄せたり、タックやダーツを加えることにより、
たくさんの形を表現することができます。
本当にすごいですね。
服を作るとき、規制の型紙を使用するときは、仕上がりに使用する布をそのまま使いますが、
デザインから自分で考えて作るときは、イメージ通りの服になるか確認してから本番の布で作ります。
本番の制作に入る前の段階では、シーチング生地などで仮縫いしてシルエットやイメージを確認します。
ディオールのアトリエでは、そんな様子が再現されていると思いました。
まさに、ここからディオールの服が生まれるのですね。
↑ウエストのくびれを強調するクラシカルなデザイン。
品がありとても素敵です。
↓こちらは、イヴ・サン=ローランの作品です。
↓小さなミニチュアのドレスと一緒に帽子やバッグ、アクサセリー、靴などが色味を合わせて展示されていました。
↑色の系統が揃えられていて統一感があります。
ミニチュアのドレスも可愛らしかったです。
このコーナーはとても見ごたえがあり、シンプルな黒の背景にライトアップされた小物たちが、浮き上がって見えて素敵でした。
↑好きなものが、ぎゅっと集められた感じです。
いつまでも観ていたくなるような夢のある展示品です。
↓壁一面ハギレで作られたオブジェ⁈
すごい数のハギレです!
↓切り絵アーティストの柴田あゆみさんによるDiorとのコラボ、とても素敵でした。
日本の素材、和紙をまぜ、
心が喜ぶ「光の庭」を表現したようです。
繊細でおくゆかしさを感じました。
重なり合う切り絵が作りだす光のニュアンスに
「わ〜」っと思わず声を出したくなるような素敵な空間でした。
今回のディオール展での私の一押しのドレスはこちら↓
↑これ、全部ビーズ刺繍なんです。
本当にすごいです!
何日?何人?で作られたのでしょうか⁈
気が遠くなるような細工に感心して、みいってしまいました。
こんな素敵なドレスも近くでみられるなんて、贅沢ですね。
そして切り絵アーティストの柴田あゆみさんの「光の庭」が優しく包み込んでくれる一体感を感じました。
有名な香水「Miss Dior」↑
写真中央の男性は、若き日のDiorでしょうか⁈
↑ゴブラン織の布でしょうか⁈
刺繍のように品のあるこの布は、糸をこんなにも沢山使い織り込まれているのですね。
↑光の庭に、春の花々が咲き乱れるようにドレスが飾られています。
↑こちらは、Diorのバッグの展示です。
沢山のデザインのバッグが、壁と天井にドーム状に飾られています。
遊び心あふれる展示品ですね。
いかがでしたか⁈
クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ展は、日本のアーティストの方とDiorのコラボがとても素敵な空間となっていました。
これだけの展示会を開催するにあたり、多くの人たちが関わっているのかと思うと感慨深いものがあります。
一度では見きれない、何度もみたくなるようなそんな展示会でした♡
展示会は明日(2023.5.28)が最終日ですが、SNSなどにも沢山の写真やYouTube動画などあります。
Diorの世界観を楽しんでみて下さい。
最後までご覧いただきありがとうございました♡
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