ハンドメイドの小物写真|自然光を使ったきれいな写真の撮り方

ハンドメイド日記

こんにちはハンドメイド・暮らしを楽しむ『ドゥドゥピトゥ』です。

minneでハンドメイドの作家活動をしております。

ハンドメイド作品など室内で写真を撮るとき、

  • 写真が暗く撮れてしまう
  • 実際の色合いと違ってしまう
  • 雰囲気のある写真が撮れない
  • 撮影キットの中に収まらない小物写真を撮るとき(近過ぎてうまく撮れない)

こんなことはありませんか?

そんなハンドメイド初心者の方へ、きれいな写真の撮り方をご紹介します。

ハンドメイドの小物写真|自然光を使ったきれいな写真の撮り方

ハンドメイド写真

ネットで販売するハンドメイド作品は、

実際に手に取って見ることができません。

その分、作品の魅力を伝えるには、写真はとても大切です。

作品の色をできるだけ正確に伝えながら、

魅力のある写真を撮る。これが意外と難しいのです。

室内で小物の写真を撮るとき、次のようなことを取り入れると良いです。

  1. 窓ぎわの明るいところで撮影する(100円グッズなどを使い撮影場所を作る)
  2. 午前中の自然光で撮影する
  3. 部屋の電気を消して撮影する
  4. 光が強い場合は、窓に柄のないレースのカーテンをする→ない場合は白の模造紙などを窓に貼る
  5. できればカメラでの撮影がおすすめ

100円グッズでそろえた写真撮影キット

minneでもおすすめしていた100円ショップで購入した道具で、撮影場所を作ります。↓

①このようなクリアケース(A4が入る大きさ)を用意します。↓

クリアケース

②ここに、クリアケースに合った画用紙をはめます。↓

画用紙は画材屋さんなどで購入。質感のある厚めのものがオススメです。

クリアケースと画用紙

③ふたが後ろに倒れないように、横をマスキングテープで止める。↓

クリアケースに貼らない真ん中部分は、

内側からもマスキングテープを貼ることで

ふたを開閉するときにベタベタしません。

クリアケースと画用紙

④↓油はねガードに白い紙を貼りレフ板を作る。

光が入る方向の反対側に置きます。

撮影キット

●白い紙(レフ板)に光を反射することで、影を柔らかな感じにする。↓

撮影キット

●↓こんな感じの撮影コーナーを作ります。

撮影キット

午前中の自然光で撮影する

自然光での撮影は、何よりきれいに撮れます。

特に午前中の自然光がおすすめです。

朝の光は、透き通るような光で、作品をスッキリと美しく見せてくれます。

夕方になるほど、暖色の光が加わりきみがかった色合いになります。

部屋の電気を消す

昼間でも部屋の電気をつけて撮影すると、実際の色と違ってしまったり、

不自然な色合いに撮れてしまいます。

なるべく晴れて室内も明るい日を選び撮影します。

曇りの日はカメラでの撮影がオススメです。

光が強い場合はレースのカーテンを使用

窓側での撮影は、光が強く入ってしまう事があります。

それにより、影が濃く出てしまいます。

作品の色合いをより自然に見せるためにも、

レースのカーテンなどで光を柔らかくするのが良いです。

カメラでの撮影がオススメ

撮影は、タブレットやスマホよりも、カメラでの撮影がオススメです。

一眼レフはもちろん良いですが、ミラーレスカメラでも、機能は優れています。

曇りの少し暗めな室内でも、光を集めて自然な明るさで撮る事ができます。

カメラのオート撮影機能ですと、少し物足りなさを感じるかもしれません。

マニアルで調整しながら撮影すると良いですね。

余談ですが、ご参考まで…

↓こちらは一眼レフとミラーレスの違いをわかりやすく説明しています!

一眼レフカメラとミラーレスカメラって何が違うの?
機種を比較してみたけど、難しい用語ばかりでいまいちピンと来ないという人のために分かりやすく解説します。

曇りの日の暗い室内の撮影

実際に曇りの日の室内で、『iPad』と『ミラーレスカメラ』を使用して撮影した写真を比べてみました。↓

●こちらは、『iPadで撮影』した『曇りの日の室内の写真』です。↓

ぬいぐるみ写真

曇りの日の室内では光が足りず暗い感じになります。↑

●こちらも同じ時間帯に撮影したものです。↓

くるみの写真

↑同じ時間帯でも、自然光は一瞬で明るさが変化します。

 実際にはもう少し明るく見えているのですが…暗すぎますね。

●↓こちらは『ミラーレスカメラ』で撮影した同じ時間帯の『曇りの日の室内の写真』です。

曇りの日にもかかわらず、晴れの日に撮っているようですね。

ぬいぐるみ写真

●↓こちらも『曇りの日の室内写真』を『ミラーレスカメラ』で撮影したものです。

背景も奥にいくにつれてきれいにぼかす事ができるので、自然な立体感があります。

くるみの写真

写真を並べてみると違いがよくわかります。↓

iPadとカメラの撮影比較

上の写真は曇りの日の撮影ですが、

晴れた日はiPadでの撮影は、色もきれいで鮮やかな写真になります。

特にリバティを使った布小物を撮影する際には、

逆に鮮やかさが実際の色や伝えたいイメージと異なってしまいます。

窓ぎわでカーテンをしたり、色々と試してみました。

クリアな鮮やかさがiPadの良い部分でもありますが、

繊細な色合いを品よく撮るには少し難しさを感じました。

曇りの日は、室内が暗く、明るくきれいな写真を撮る事が難しいです。

もちろん、アプリなどで写真を加工することもできますが、

私はあまりおすすめしません。

それは、不自然な色合いになってしまうからです。

ネットでのハンドメイド販売の写真は、色味を正確に伝えるためにも、

できるだけ加工しない写真を使用したいですね。

しかし、例外もあります。

実際に目で見えている色合いと、撮影した写真の色合いが違う時、

このような場合は、実際に目で見えている色合いに近づけるように、アプリで明るさを調整をします。

アプリでの明るさ調整

↓実際に私が使用しているアプリは『Foodie フーディー』です。

Google
世界中のあらゆる情報を検索するためのツールを提供しています。さまざまな検索機能を活用して、お探しの情報を見つけてください。

補正する写真を選び、明るさを調整します。

フィルターは使わず、『明るさ』と『彩度』で調整します。↓

アプリの使い方
フーディーのアプリを使って、写真の明るさを調整前後で比べてみる。↓
アプリの使い方

ネットショップの新作をアップした後は、アップされた自分の作品を確認します。

他の方の作品と並んだ時、暗さを感じるようでしたら、

写真を撮り直したり、色合いが変わらない程度に明るくしたりします。

このアプリはシンプルでとても使いやすいのでオススメです。

実際の色合いと違ってしまう

写真が実際の色合いと違ってしまう。

これを解消するにはやはりカメラで撮影する事だと思います。

スマホやタブレットもどんどん進化しているので、最新機種はかなり良く撮れますが、

そうでない場合は、少し手間ですが、カメラでの撮影も試してみてくださいね。

これは、作家活動を始めて、iPad(数年前のもの)やスマホ(数年前のもの)、カメラでたくさんのハンドメイド作品を撮ってみて感じました。

通常の背景や人物写真などのスナップ写真は、少々色が変わってしまっても問題ないですが…

例えば淡いピンク色が少し濃いめのピンク色になっても。

しかし、ネットでのハンドメイドの作品は淡いピンク色が、

濃いピンク色になっていたら、イメージが違って見えますよね。

撮影の際は、このような部分にはかなり気をつけております。

実際に目で見えている色合いに近づけながら、

作品に合わせて、ふわっとした感じや、キラキラした感じ、シックな感じなど、

添えられる写真が撮れるといいですね。

雰囲気のある写真を撮る

↓オート機能でうまく撮れない時は、カメラの機能を細かく設定してから撮影します。

カメラの設定

↑この調整で、『曇りの日の撮影』も明るくきれいな写真が撮れます。

ぼかしレベル調整を使い、奥行きを出すことで、作品が引き立ちます。

撮影の時は、必ず焦点を合わせてタッチしてからシャッターボタンを押します。

作品を撮影するときは、基本的に直射日光を当てないで撮影しますが、

↓ガラス作品など光をあてることで作品の輝きなどを伝える場合は、あえて直接日光をあてて撮影します。

ハンドメイド写真

この写真はレースのカフェカーテンを使い画用紙に影を映して、作品のイメージを作りました。

↓こちらも直射日光をあてて、太陽があたった時のキラキラ感を演出してみました。

ハンドメイド写真

↓こちらは直接、光はあてていませんが、リアルな色を確認することができます。

このような写真も別ページに載せることで、色々な表情を確認できていいですね。

ハンドメイド写真

アクセサリーより大きな小物を撮影する

アクセサリーより大きな小物を撮影する場合は、

先ほどご紹介した撮影キットでは小さく、背景の画用紙に収まらなくなります。

そこでオススメなのが、背景に幅1mほどの壁紙を使用して撮影する方法です。↓

壁紙を使用した撮影

このように、チェストなどの上から床へ垂れ下げて使用します。

私はチェストの上で壁紙に本などで重しをしています。

この方法ですと、広範囲が明るくなるため、白い紙の反射板は無くても大丈夫です。

少し大きい小物なども、『引き撮影』することができます。

壁紙はホームセンターなどにもありますが、ネットでも購入することができます。

↑今回使用した壁紙は、家を建てた時に我が家で使用した壁紙の残りです(笑)

こちらは以前、私がサイトで見つけた素敵な壁紙屋さんです。↓

Attention Required! | Cloudflare

『へ〜こんな壁紙あるの〜⁈、この壁紙素敵!、面白い!』とみているだけでも楽しい壁紙屋さんです。

ぜひ時間がある時にゆっくりみてくださいね。

まとめ

ハンドメイドの小物写真|自然光を使ったきれいな写真の撮り方 をご紹介しました。

室内で小物の写真を撮るとき、次のようなことを取り入れて撮影することで、

明るくきれいな写真が撮れます。

  • 窓ぎわの明るいところで撮影する(100円グッズなどを使い撮影場所を作る)
  • 午前中の自然光で撮影する
  • 部屋の電気を消して撮影する
  • 光が強い場合は、窓に柄のないレースのカーテンをする→ない場合は白の模造紙などを窓に貼る
  • できればカメラでの撮影がおすすめ

それでも明るさが足りないときは、アプリを使い『明るさ』『彩度』で調整する。

●雰囲気良く撮影するときは、作品により撮影方法を変えたりする。

ガラスのように光をあてたほうが良い場合は直射日光をあて撮影する。→輝き・透明感

●少し大きめな作品を引き写真で撮る場合、背景紙に幅1mぐらいの壁紙を使用するのも良いです。

最後に

ワンちゃんの写真

今回、撮影に使用した『ぬいぐるみのワンちゃん』、かわいいでしょ♡

実はこのワンちゃんこそ『DouDou Pitou』の名前の由来のワンちゃんなのです。

娘が生まれた時、娘の祖母がくれたものです。

以来、10数年、ず〜っと大切にされています。

どんなものにも一位の座を奪われず…現在に至ってます(笑)

これって本当にすごいこと。

こんなに愛されるこのワンちゃんは、本当に幸せです。

娘が小さい頃は、何度も落としたり、忘れたり…、

その度に家族でワンちゃん探しに振り回され…

不思議といつも娘の元に戻ってくるのです。

何度もにぎりしめられ…

頭をなでられ…

くったりとした様子や

なんとも言えない触り心地がとても癒されます。

少し汚れてくると洗って…

自然とついたしわ。

見る角度によって表情豊か。

いつまでも愛されかけがいのない存在…

こんなふうに『愛されて大切にされるもの』っていいですよね♡

次の記事はこちらです。→https://doudoupitou.com/fruits/